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Takegawa Lab. - xFuture Lab.
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  1. ミライノサファリ

ミライノサファリ

はじめに


サファリパークとITという対照的な分野を融合させたミライノサファリ。動物や自然に、極めて人工的なITが組み合わさるとどんな新しい体験や感動を提供できるのでしょうか?動物たちが過ごす環境を豊かにするためにどんなことができるでしょうか?対象となるのは、サファリパークにくるお客さん、動物のお世話をする飼育員や獣医師といった「人」だけではなく、サファリパーク内にいる「動物」たちもです。

「ポケレポサファリ」は、サファリの飼育員さんと一緒に作ったサファリ専用オンラインライブレポートシステムです。サファリパークにいる生き生きとした動物たちを自宅にいながら視聴できます。これに「命のぬいぐるみ」を組み合わせることで、動物の息づかいをありありと感じ取れます。まさに技術で魅力を生み出している試みです。「ELEG」はゾウとのコミュニケーションにチャレンジしています。

これはほんの一例で、サファリパークにはITを活用することで面白くなりそうなアイデアがたくさん転がっています。サファリパークというフィールドにいるすべての人、動植物、モノやコトに対して、魔法のようにITと組み合わせる。それがミライノサファリです。

ミライノサファリは富士サファリパーク(国内最大のサファリパーク)の協力で進めています。
作品の一部はプロジェクト学習「ミライノサファリ(旧サファリプロジェクト)」の活動で制作されました。

公立はこだて未来大学 教授 竹川 佳成

プロジェクト

(詳細はサムネイルをクリック)
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ポケレポフィーダー
遠隔地から動物園のエサやりが体験できる
ポケレポサファリ
オンラインならではのサファリパークツアーを体験
いのちのぬいぐるみ
誰でも、どこでも、感じられる動物の呼吸
センスオブライフ
動物の心臓に触れてみよう
ガブレコ(GBURECO)
動物がぶがぶ観察
ELEG
ぱおんで感覚をロックオン
elEmotion
ゾウの鼻をつけてゾウ気分
ふれコン
バーチャルな動物と触れ合えるコントローラー
ミワッケ
探して・見分けて・確かめて
バズチェッカー
注目箇所が一目でわかる
Tail Me
人と動物の絆を深めるしっぽ
ポチカメ
作業を可愛く邪魔する相棒
インセクトクエスト
子どもの観察力 × 専門家の知見でつくる昆虫データセット
お留守番ハーネス
うちの子、今何してるかな?

メディア掲載


2023年8月29日 はこだて未来大学「ミライノサファリ」活動発表(富士サファリパークWebページ)

2023年7月18日 ネズミの鼓動、ゾウが歩く振動を体感 はこだて未来大生(北海道新聞)

2023年7月5日 未来大生と交流 研究に感動 – 函館遠友塾が「遠足」(北海道新聞)

2023年7月2日 IT活用し装置開発未来大の「ミライノサファリ」体験 学童保育の自動(函館新聞)

2022年10月5日 本学学生が富士サファリパークにて「ミライノサファリ」の成果物を展示しました(未来大Webページ)

2022年9月7日 はこだて未来大学「ミライノサファリ」活動発表(富士サファリパークWebページ)

2021年11月19日 動物と人間、ICTで相互理解 はこだて未来大が研究(朝日新聞)

2021年6月18日 富士サファリパークとの事業連携に関する協定を締結(未来大Webページ)

© Future University Hakodate, Takegawa Laboratory, All Rights Reserved.

お留守番ハーネス



うちの子、今何してるかな?
お留守番ハーネスは、飼い主が留守中のペットの行動を、小型センサーひとつで記録・解析する見守りデバイスです。トイレ動作、歩行、座る、体を振る(ボディーシェイク)などを自動で認識し、犬では約83%、猫では約90%の精度で行動を判別できます。日々の運動量や排泄の有無をアプリでフィードバックすることで、ペットの健康状態や異変の早期発見につながります。今後はWi-Fi機能を搭載し、外でのお散歩中でも、ペットが「どこにいて」「何をしているのか」をリアルタイムで確認できるようになる予定です。カメラが届かない場所でも、お留守番ハーネスひとつで安心して見守れる、新しいペットケアのかたちです。

業績
Guanyu Chen, Yoshinari Takegawa, Kohei Matsumura, Hiroki Watanabe, and Keiji Hirata: Cat and Dog Behavior Recognition Method using Deep Learning Approach Based on IMU Sensor Data, Journal of Sensor and Materials, Vol. 37, No. 3, pp. 1073-–1098 (2025年3月).

インセクトクエスト



子どもの観察力 × 専門家の知見でつくる昆虫データセット
インセクトクエスト は、小学生の観察活動を活用し、昆虫データセットを効率的に作成するアプリです。生態調査や環境変化の研究では、どの地域にどの昆虫が生息しているかの記録が重要ですが、専門家だけでは調査が追い付かないのが現状です。そこで、子どもたちが身近な自然の中で昆虫を撮影し、触覚や足などの特徴をラベリングすることで、データ収集の手助けをします。特に、子どもは日常の中で小さな変化や違いを見つける力があり、細部に目を向ける観察力に優れています。意見が分かれる場合、それは未知の昆虫や新種発見の可能性を秘めています。最終的に専門家が確認・修正を行い、正確なデータとして蓄積されていきます。この仕組みにより、昆虫の研究が進むだけでなく、子どもたちは楽しく昆虫の特徴を学べる、一石二鳥のアプリケーションです。

業績
福地厚太, 渡邉拓貴, 松村耕平, 竹川佳成, “昆虫教育と昆虫データセット構築の両立を実現する昆虫ラベリングアプリケーションの提案,” 情報処理学会デジタルコンテンツクリエーション研究会, 2025-DCC-40, No. 3, pp.1–8 (2025年6月).

ポチカメ



作業を可愛く邪魔する相棒
「ポチかめ」は、作業中にあえて邪魔をしてくれるマウスです。長時間のパソコン作業で心身に不調をきたす「VDT症候群」を予防するために制作しました。猫がキーボードの上に乗って作業を妨げる、いわゆる「猫ハラスメント(猫ハラ)」から着想を得て、一定時間が経過すると自動で動き出し、マウスの操作を妨害します。この、お邪魔行動をきっかけに作業を中断し、適度な休憩を取ることで、目や体への負担を軽減や、集中力の回復にもつながります。健康と癒しを同時に届けてくれる、かわいくてちょっとお節介な相棒のポチかめ、あなたも使ってみませんか。

ガブレコ(GBURECO)


 


動物がぶがぶ観察
ガブレコはサファリパークのジャングルバスで活躍するカメラです。ガブレコにはライオンなどの猛獣にエサ(肉)をあげるときに使うハサミに小型カメラが搭載されています。ガブレコを使うことで、餌を食べているライオンの姿をアリアリと撮影できます。ライオンの歯、唾液、舌、毛並みなどを近距離で撮影できます。写り映えの良い写真が取れるだけでなく、動物の生態を理解できる教育的な効果も期待できます。

業績
森 皐太, 竹川佳成, 松村耕平, 渡邉拓貴, 平田圭二, “ガブレコ:ジャングルバスのためのオンラインツアーシステムの設計と実装,” エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2024論文集, pp. 11–19 (2024年8月).

バズチェッカー





注目箇所が一目でわかる
バズチェッカーは、サファリパークオンラインツアーで使用します。サファリパークを360度で撮影・配信し、ツアー参加者が映像のどの部分を注目して見ているかをその場でチェックするためのシステムです。オンラインツアー参加者の見ている箇所が赤く表示され、参加者が見ている配信映像の注目箇所を見える化(可視化)できます。バズチェッカーを使用することで、迷子になっている視聴者をフォローするなど、主催者側はツアー参加者を注目してほしい箇所へ誘導できます。また、参加者がどこを見たいかを把握しやすくなります。そうすることで、オンラインツアーの改善ができ、ツアー参加者の満足度を上げることにつながります。

Tail Me




人と動物の絆を深めるしっぽ
Tail Meは、しっぽの動きで感情を表現できる装着型の道具です。この道具は、犬のしっぽの動きを再現しており、しっぽを高く上げることで誇示・威嚇を表現します。また、しっぽを低く下げることで不安・恐怖を、しっぽを左右に振ることで喜び・興奮を表現します。Tail Meは、心拍と表情を読み取るセンサーを使用することで、使用者の感情をしっぽが代弁してくれます。そのため、言葉にしなくても気持ちが伝わります。例えば、感情表現が苦手な人がTail Meを着用した場合、しっぽが代わりに感情を表現してくれるため、人とのコミュニケーションが容易になります。また、動物の感情をしっぽに連動させることで、その動物の気持ちが、いつもよりも身近に感じることができます。このように、新しい感情表現の手段として、Tail Meが多くの人に利用される日は近いかもしれません。

ミワッケ




探して・見分けて・確かめて
ミワッケは、動物の特徴や生態を楽しみながら学べるアプリケーションです。サファリパークの中にいる動物を、カメラを通して認識します。ゾウの特徴を知りたい場合には、ミワッケを起動し、ゾウにスマートフォンをかざすと、ミワッケが認識したゾウの外側に枠が表示されます。枠内を押すと、ゾウの生態や特徴、写真などが図鑑のように表示されます。撮影した画像や動画を登録して共有する機能も持ち合わせており、ユーザ参加型の図鑑です。将来的には、ミワッケは動物の種別だけでなく、動物の個体の区別もできるようになる予定です。目の前にいるカッコいいと思うライオンを検索して、そのライオンの写真や動画を見たり,登録できます。推し(お気に入り)のライオンの図鑑が自動的にできあがり、ファンクラブを結成するという未来はすぐそこです。

ふれコン




バーチャルな動物と触れ合えるコントローラー
ふれコンは、ライオンなどの普段触ることができない動物との触れ合いを仮想(バーチャル)空間で体験できるデバイスです。動物を再現したクッション型コントローラーを使用しながら、仮想空間のサファリパークを自由に探索し、ふれあいたい動物を選択します。動物を選択してから、クッションを撫でると仮想空間にいる動物が嫌がったり、喜んだり、感情を表現します。なでる位置によって仮想空間にいる動物の反応が変化するので、実際の動物を触っているような体験ができます。

elEmotion




ゾウの鼻をつけてゾウ気分
elEmotionは、ゾウの鼻を真似て制作した道具で、頭に装着し使用します。マイクロコンピュータで鼻を自由自在に動かし、モノをつかんだり、動かしたりすることでゾウになったような体験ができます。実際のゾウの頭と鼻の長さの比と、人の頭とelEmotionの鼻の長さの比が同じになるような設計をし、ゾウの皮膚の感触に近い生地を使用したのでゾウになった気分をより一層味わえます。将来的には、においをかいだり、水を吸い上げたり、コミュニケーションしたりなどできることや、ゾウの鼻にある特有の機能を増やしていく予定です。動物の気持ちを考えるきっかけ、動物の生態を体験するきっかけになり、動物に関する教育の発展にも効果があると考えられます。

ポケレポサファリ




オンラインならではのサファリパークツアーを体験
ポケレポSafariはサファリパークの飼育員さんと一緒に共同で開発してきたサファリパークのためのオンラインツアーシステムです。オンラインツアーによって、普段見たり触れたりできない動物を、映像を通して観察できます。サファリパークの飼育員さんがレポータとなり、動物の生態やエピソードをわかりやすく解説してくれます。ライブ配信なので、そのときにしか見られない動物の表情やしぐさがあり、何度見ても新鮮で、新しい発見があります。動物独特の匂いが苦手な人や、動物アレルギーの人でも気軽にサファリパークを楽しめるという効用も。ワクワクドキドキの新しいサファリパークの体験が待ち受けています。

業績
綱谷 優, 竹川佳成, 松村耕平, 平田圭二, “ポケレポSafari:富士サファリパーク職員との共創によるサファリパークオンラインツアーシステムの開発とその実運用,” 情報処理学会論文誌, Vol. 64, No. 11, pp. 1493–1508 (2023年11月).

センスオブライフ




動物の心臓に触れてみよう
センスオブライフは、動物の心臓を模した体験型の展示です。動物の心臓の大きさや、鼓動の速さや強さを再現しています。実際にこのセンスオブライフを触ることで手に乗せられるほどのネズミや、ゾウなどの普段触ることができない動物の鼓動を体感できます。様々な動物の鼓動を比較することで、人間の鼓動との違いを知り、動物の生態を理解できます。また、鼓動から生命の力を感じとれ、命の大切さを改めて実感できます。

業績
迫田海斗, 渡会隆哉, 長嶺和弥, 椛沢昂希, 齋藤巴菜, 岡本 誠, 竹川佳成, 塚田浩二, 佐藤直行, 伊藤精英, “SENSE OF LIFE:動物の鼓動を比較/体感可能な触覚提示装置,” 情報処理学会インタラクション2022論文集, pp. 681–683 (2022年3月).

ELEG




ぱおんで感覚をロックオン
ゾウは遠い距離にいる仲間の存在や気候、他の動物の大群の移動など、低周波の振動を平らな足の裏で感じ取っています。エレッグを使用することで、ゾウが発している振動を感じ取れます。ゾウと同様に振動を発することで、ゾウとのコミュニケーションもできるかもしれません。

ポケレポフィーダー




遠隔地から動物園のエサやりが体験できる
動物の生態として、自分にとって気持ちが良いことをしてくれる人に懐く傾向があります。その例として身体を撫でられたり、餌をもらうという行動が挙げられます。このシステムでは、動物園の魅力のひとつである「餌やり」を遠隔地(動物園から離れた場所)から体験できます。遠隔地からこのシステムを用いると、遠隔操作によって動物に餌を与えられ、さらにその様子をモニターから観察できます。あたかも自分が現場で餌やりを体験しているような感覚を得られます。また、動物が餌をもらうときに遠隔者の顔がモニター越しに映し出され、動物が遠隔者に懐く効果も期待できます。

業績
綱谷 優, 中村颯流, 竹川佳成, 松村耕平, 平田圭二, “サファリパークオンラインツアーシステムの実運用,” エンタテインメントコンピューティングシンポジウム論文集, pp. 23–27 (2021年8月).

命のぬいぐるみ




誰でも、どこでも、感じられる動物の呼吸
いのちのぬいぐるみは、遠隔地から動物の呼吸を感じられるシステムです。いのちのぬいぐるみは、遠隔地から動物の呼吸を感じられるシステムです。いのちのぬいぐるみを映像を見ながら触ることで、動物園からリアルタイムで配信されている動物の呼吸を体感できます。動物の呼吸の速さをぬいぐるみを通して感じられるので、ふだんは動物園でのふれあいでしか感じることのできない動物の鼓動を映像と一緒に遠隔地からも体感できます。さらに、動物園ではなかなかふれあう機会がない動物の鼓動や、自分が見ている動物が自分たちと同じように「生きている」という実感ができます。ふだんは動物園でのふれあいでしか感じることのできない動物の鼓動を、映像と一緒に遠隔地からも体感できます。

業績
辻 美祝, 竹川佳成, 松村耕平, 平田圭二, “命のぬいぐるみ:サファリパークオンラインツアーの視聴体験拡張のための動物呼気再現システムの提案,” 情報処理学会インタラクション2022論文集, pp. 438–441 (2022年3月).
Tsuji, M., Takegawa, Y., Matsumura, K., and Hirata, K., “ Investigation on Enhancement of the Sense of Life in Safari Park Online Tours with Animal Breathing Reproduction System,” In Proceedings of the Ninth International Conference on Animal-Computer Interaction (ACI ’22). Association for Computing Machinery, New York, NY, USA, Article 3, pp. 1-–5 (Dec. 2022).